六道珍皇寺

今回は私が好きなスポットについて書きたいと思います。それは京都府にある【六道珍皇寺】。知っている方はそれほど多くないかもしれませんが清水寺から近くにあり、なかなか興味深いお寺です。

六道珍皇寺は六道の辻とも言われ、あの世とこの世の境と言われています。この寺の所在地付近は、平安京の火葬地であった鳥部野の入口にあたり、現世とあの世の境にあたると考えられていたからです。

こちらで有名なのが小野篁(おののたかむら)の黄泉がえりの井戸、冥土通いの井戸です。小野篁間は朝廷で官吏を、夜間は冥府において閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたという伝説があります。境内にある閻魔堂には閻魔大王と小野篁が祀られています。

ちなみにお寺には無料で入れますが井戸は特別開帳の時しか観ることはできません。私も数年前にやっとタイミングが合って行けました。

こちらがあの世から現世に戻る時に使用されていた黄泉がえりの井戸です。ちなみに中は草などで奥まで見えませんでした。

ちなみにこちらが特別開帳ではない時の写真です。隙間から撮影できます。

こちらがあの世へ行くときに使ったと言われている冥土通いの井戸です。中は奥までロウソクが照らされて狭く、奥まで見えませんでした。

特別開帳の時は他にも御朱印がいただけますし、地獄絵が展示されていたり、御朱印帳が購入できたりと、井戸以外も見所満載でした。

特別開帳は年によって変わりますので、調べてみて下さい。

六道珍皇寺から出て右に面白いお店があります。

こちらは昔話で女性の幽霊が夜な夜な飴を買いに来て支払ったお金が毎回シキミの葉になるので不思議に思って店主が後をつけたら墓地でスーッといなくなりお墓の中から赤ん坊の泣き声が聞こえ掘り起こすと身ごもったまま亡くなった女性の死体のそばで赤ん坊が飴を咥えていたという不思議な話が伝わる飴屋さんです。

あの世とこの世の境なのでこういった昔話がでてきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です